地域をつなぐコミュニケーションを考える
岐阜県内の社会福祉協議会様で、コミュニケーションをテーマに講演をいたしました。
岐阜県は、大学関係の仕事で地域創生事業に携わっているため、昨年度から何度も何度も足を運んでおり、私の中でとても親しみのある地域になっています。今回は、その岐阜県の地域作りを行なっている市社協様からご依頼いただくことができ、大変光栄で、準備にも力が入りました。
参加いただいた方は、最前線で地域をつなぐ取り組みをされている方ばかりであったため、私も緊張が解けないまま講座はスタート。
始まってみれば、参加いただいた皆様の暖かさに包まれて、進めていくことができました。
社会構造や環境の変化で、自動化や効率化、個別化が進み、日常から失われていくコミュニケーションの機会がたくさんあります。例えば、昔は電車に乗る際に、駅員さんに切符を切ってもらい挨拶をしていました。でも自動改札になったことで、その関わりは少なくなっています。スーパーのレジもセルフレジが増え、今後、コンビニエンスストアも無人化に向けた実験もされています。バスやタクシーの完全自動運転が普及すれば、また一つコミュニケーションの機会が少なくなります。
生活が便利になることと引き換えに、人との関わり、つながりが希薄になっていく流れの中、立ち止まって、コミュニケーションの大切さを考えることは、大変いい機会なのではないでしょうか。
共有すること
コミュニケーションの語源は、「共有すること」。言葉のやり取りを重ね、だんだんとお互いを理解し合い、心がつながっていく。喜びや悲しみ、嬉しさや大切にしている価値観を誰かと共有できた時、その時に感じる「心」のつながりは、私たちの生活を豊かにします。
ただ物理的な豊かさや便利さだけではなく、精神的な豊かさを感じながら生活していくには、コミュニケーションはなくてはならないものではないでしょうか。
今回参加いただいた皆様の笑顔をみて、そのことに改めて気づかされました。
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