こんにちは
キャリアサポートオフィスprocessの
星野 宏です。
中小企業の経営者様、人事担当者様向けに
企業内での人材育成について考えるワークショップを開催しました。
まずは私から若年層が育ってきた環境と背景、労働市場の現状や職場環境の変化、それに伴う人間関係への影響などについて情報提供。
ここから読み取れる現状は、育てる側も育つ側も環境の変化の中で余裕がなくなっている状態でした。
家庭環境では核家族化が進み、家計を支える立場になっている若年層が増える中、非正規雇用が増加。相対的貧困率も年々高まる一方で経済的な余裕がなくなってきています。
職場では、情報化が急速に進み、業務のスピードと正確性が求められるようになってきています。また個人の業務量は増加。仕事の個別化も進み、職場の人間関係が希薄化してきています。
若年層の変化では、仕事でかなえたい夢を持つ新入社員が年々減少。特に、入社時と半年後の変化を比べると半年後の落ち込みが年々大きくなっています。
ワークショップは、育てる側(管理職)か育つ側(若年層)、対人材についてか対環境についてか、4つの事象の中で自分が話し合いたいグループに分かれてもらいましたが、結果は育てる側の対人材についてと、育てる側の対環境についての2つに分かれました。
若年層をどうやって育てていくかよりも、若年層を育てられる管理職をどう育てていくかに課題が多いようです。
途中、グループの入れ替えや人数構成の変更を行いながら、この場で得られたことの共有を進めそれぞれの職場に持って帰っていただくヒントを掴んでいきました。
ワークショップの良い所は、この日、この場所に集まった方でしか生まれない気付きや学びが得られることです。悩みや課題を共有して、それぞれの価値観を認め合いどうすればいいかを考えていく。このプロセスが人材育成にとっても大切になってきます。
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