学ぶこと

こんにちは
キャリアサポートオフィスprocess
星野 宏です。

今回は、「学ぶ」ということについて考えてみます。

私たちは生まれてから沢山のことを学んでいます。

そもそも「学ぶ」という言葉には
「教えを受けたり見習ったりして、知識技芸を身につける。習得する。」~デジタル大辞泉~
という意味があります。

そう考えると、文字の書き方や計算方法など勉強だけではなく
携帯電話の使い方や電車の乗り方、さらには人との関わり方や生き方など
挙げだしたらきりがないほどではないでしょうか

では、これらをどうやって学んできたのでしょうか

小学校を思い出してみると、最初はみんなで机を並べて、教科書を見ながら
先生の話を聞いて覚えた方が多いのではないでしょうか。

これが「教えを受ける」という部分です。

何も知らないうちは、知識や技芸を持っている方から教えてもらうことは
学びを進める上での第一歩になるでしょう。

しかし、ここだけでは、教えてくれる人がいなければ
一向に進まなく頭打ちになってしまいます。

次に出てくるのが「見習う」の部分です。

「学ぶ」という言葉の語源は、「真似る」と同じ語源なのです。
教えてもらうのではなく、知識や技芸を持っている方を見て、
自分で真に似せて身につけていくということです。

サッカー少年がプロ選手のプレーを真似して練習するなど、
モデルとなる対象を見つけて学んでいきます。

この方法だと、待っているだけではなく、自分から対象を見つけていく主体性があります。

しかし、真似ができるモデルがいないと学ぶことができません。

では、学ぶ方法はこれだけでしょうか
学ぶには、別の意味もあります。
経験することによって知る。」〜デジタル大辞泉〜
 
自分が経験したことから、新しい事を身につける。

教えてもらうのではなく、真似をするのではなく、自分で学ぶのです。

私の中学時代の恩師が、学級通信にこんな言葉を残していました。


「学んだ力より、学ぼうとする力の方が絶対に大切だ。」
どんな出来事、どんな場面でも、何か学ぼうという姿勢で臨むことにより
得られるものは数倍、数十倍違ってきます。
私たちは、毎日新しい経験を沢山しています。1日として同じ日はありません。
その日々の経験から、何を学ぶか、学ばないか。
その力をどう身につけるかは
またの機会に。