学び方

こんにちは
キャリアサポートオフィスprocessの
星野 宏です。

前回、学ぶことについて書きましたので
今回は、その続きとして、学び方について考えてみます。

前回、学ぶことは
教えてもらうこと。見てまねること。自分で経験すること。
と3つに分けて考えてみました。

その中で、最初の二つは、教えてくれる人や、モデルとなる人がいて
初めて学びが生まれてきます。
相手がいないと学ぶことができません。

最後の、自分で経験することから学ぶことはどうでしょうか


この学びは、相手がいなくても自分一人で学んでいけます。

「毎日新聞を読んで時事の勉強をしている!
「資格取得を目指し本を買って独学で勉強している!」

確かに一人で学んでいますが、ここでいう学びはこういうことではなく
自分で行動して体験し、その体験から自分なりの学びを得ることです。

例えば、小さい子どもが、洗濯ばさみで遊んでいて、
誤って自分の指を挟んでしまい、痛い思いをしたとします。
この体験から、子どもは、洗濯ばさみで遊ぶことは危険だということを学びます。
今後、この子は、洗濯ばさみで遊ばないか、洗濯ばさみを使うときは
指を挟まないように自分で気をつけるでしょう。

もしかしたら、親御さんから、それはおもちゃじゃないから
遊んではいけませんと教えてもらい、知っていたかもしれません。

しかし、相手から教えてもらうよりも、自分で経験して得た学びのほうが
本人の力になっていく。このことは皆さん自身もおわかりではないでしょうか

では、このように自分自身で学んでいくにはどうしたらいいかが今日の本題です。

その方法を4段階に分けてみました。

1、何にからでも学ぶものはあるという意識を持つ。
2、実際に行動して体験する。
3、体験してどうだったかを振り返る。
4、振り返りを基に、次の行動を考える。

1、何にからでも学ぶものはあるという意識を持つ。

まず、この意識を持つことが大切です。
自分が学ぼうという意識を持っていれば
目の前のどんなことも学びにつながります。

毎日繰り返しのような日常でも、自分自身が常に学ぼうという意識を持って
生活するだけで、得られるものは全く変わってきます。

また、どんなことを学びたいかを意識しておくことも大切です。

人間は意識していないことは情報として視覚や聴覚から入っていても
脳が必要ないと判断すれば、残っていきません。

例えば、昨日一日の生活で、赤いものは何があったでしょうか
そして、明日一日、赤いものを意識して生活してみてください。
おそらく、驚くほど多くの赤いものが目入ってくるはずです。

2、実際に行動して体験する。

もちろん、意識を持っているだけで学びは大きく変わるのですが
その意識を持って、一つでも多くの行動を起こすことで体験の数が増えます。
行動をしないことには体験ができないため、自分でやってみることが大切です。

行動は小さなことでもかまいません。
例えば、普段と違う道を通ってみたり、普段と違うお店に行ってみたりと
新しい発見があるかも知れません。

やってみたいことがある場合は、必ず行動に移してみましょう。

3、体験してどうだったかを振り返る。

体験した後は、必ずその体験をしてどうだったのかを振り返ってみましょう。
体験しっぱないしでは、せっかくの体験が台無しになってしまいます。
体験して何を感じた自分がいたのか、新しい気付きはあったのか
そして、学んだことは何だったのか

私自身も、講師の仕事をした後は、必ず自分で振り返りを行います。
参加していただいた方の様子を思い出したり、自分の関わりや自分の気持ち
そこからとった行動を整理して振り返ります。

振り返りを行うと、やっているときには気づかなかった自分の傾向や
参加していただいた方の変化を発見することができます。

4、振り返りを基に、次の行動を考える。

そして、その振り返りを基に、今後何を意識してみるのか
どんな行動をとってみるのかを考えていきます。

たくさんのことを行動を考えて意識することは大変ですので
あまり欲張ってはいけません。

自分が試してみたいことを自分で決めて、自分で取り組んでいきます。

このサイクルを繰り返していくことによって、
自分自身で学んでいく力、学ぼうとする力が身についてきます。

私が行う研修は、ワークを取り入れた研修なので
この“体験”を行っていきます。

面白いのは、同じワークをしても、
参加者が違うと全く違う学びが生まれてくることです。
私が考えてもいなかったような学びもうまれ
こちらも学ばせてもらいます。

体験を通じて、みなさんの学ぶ力を伸ばすお手伝いをして
私自身も学んでいます。

この、学ぶことを楽しめることが、学ぼうとする力なのではないでしょうか

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