感情を味わう

こんにちは
キャリアサポートオフィスprocessの
星野 宏です。

私たちは毎日いろいろな料理を食べ、飲み物を飲んでいます。
でも、テレビを見ながら、新聞を読みながら、携帯を触りながらなど
何かをしながら口にしていないでしょうか。
その結果、意識が他ごとに向いているため、食べてはいるのですが、
味わうこともなく食事が終わってしまってはいないでしょうか
味わうとは、
実際に経験して,楽しさや苦しさなどの思いを十分に知る。
~デジタル大辞泉~
味わうためにはそのことに意識を向けて集中する必要があります。
私たちは日々、様々な経験をしていますが
その経験を通じて湧いてくる自分の感情も
食事と同じように、味わうことをせずに
消化してしまってないでしょうか。
少し自分自身に意識を向けて
自分自身の感情を味わってみましょう。
楽しさも、苦しさも、自分がそれを感じているのであれば
必ずそれには意味があります。
とても奇麗な夕日を見た時に、
心があったまるような気持ちになったら
その気持ちをしばらく感じてみましょう。
スポーツを見て心が熱くなったら
その気持ちをしばらく感じてみましょう。
このようなプラスの感情は、私たちに生きる意欲を与えてくれます。
川の水も、動きがないと淀んでいくのと同じで心も動きがないと淀んでしまいます。
精神科医のフランクルは自らがアウシュビッツ収容された経験を
著書「夜と霧」で語っています。
その中で、人間が実現できる人生の価値の一つに
この体験することから感じる「体験価値」を挙げています。
それとは逆に、苦しさや辛さ、怒りなどマイナスな感情はどうでしょうか。
マイナスな感情をなかったことしてしまうと、
いつまでたっても消化されず、自分の中に蓄積され
何かのきっかけで吹き出てしまいます。
物事がうまくいかず、悔しい思いをしたら
しっかり味わってみましょう。
怒りを感じたらすぐに押し込めるのではなく
味わってみましょう。
食べ物も、しっかりと噛んで味わうことで消化されて、
私たちの生きるエネルギーに変わっていきます。
感情も同じで、その感情を味わい向き合うことで
その感情は消化されやすくなります。
自分の感情を美味しくいただいてみませんか?

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