後ろを向こう

こんにちは
キャリアサポートオフィスprocessの
星野 宏です。

以前、学び方の時に少し触れましたが
今回は、少し別の視点から「振り返る」ということについて考えてみます。

振り返ると聞くと、
「過去のことを思い返すなんて」、とか
「過ぎ去った事は考えない」という方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん前を見て進むことは大切です。
前を見ていないと先には進めません。
しかし、前だけ見て進んでいたらどうでしょうか
自分がどこまで進んでいるのかわかりますか?
自分の進み方が自分に合っているかわかりますか?
私は以前、現状を分析して報告書にまとめる仕事を上司から任せられました。
私は、より正確に現状を見えるような資料を、
少しでも早く作って上司を驚かせようという思いから
わき目も振らず仕事を進めていました。
その結果どうだっかというと、
報告書の内容は上司が求めていたこととはかなりずれてしまい
ほぼ最初からやりなおさなければならない状態でした。
途中で一度でも立ち止まって、自分自身を見ていれば
こういう事態にはならなかったはずです。
(途中経過を上司に報告するということもありますが)
物事の進め方にPDCAのサイクルがあります。
計画を立てて(Plan)、行動し(Do)、確認して(See)、次を考える(Action)。
このCの部分が振り返りです。
振り返る事で、自分を客観的に見ることができ
やっていることに効果があるのか、他に方法があるのではないか。
今のまま進んで大丈夫なのか。
よりよい方向に軌道修正ができます。
ただ、立ち止まって振り返ることにはもう一つ大きなメリットがあります。
一度振り返ってみてください。
そこには、自分がどうやってここまで来たのか
自分が何を考えて進んできたのか
どんな苦労があったのか
どうやって乗り越えていたのか
その事実が残っています。
この自信が次の行動の原動力につながります。
私は山に登った時に、歩いてきた道を必ず眺めます。
遥か麓の登山口から続く1本の道を見ると

ここまで頑張ってこれたんだ!と、自分自身を労います。

そうすることで、自己肯定感が高まり、
先に進む力が湧いてきます。
少し立ち止まって、振り返ってみませんか?


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